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ブログ猫の問題行動~爪とぎ~

2015.02.17

まず問題行動というと何か異常なことのように聞こえますが、人にとっての問題であり猫自身には正常な行動であることが多いのです。猫本来の行動をどこまで許せるのか…飼い主としては好きにさせてあげたいところですが、さすがに革のソファーをボロボロにされたら困りますよね。

今回はよく相談を受ける爪とぎについてお話ししたいと思います。

猫がガリガリと爪を引いている光景はよく見ますが、なぜ爪とぎをするのでしょうか?

 

考えられる理由としては

・爪の外皮を削り落として尖った新しい爪にしている。

・前肢を使うことにより筋肉の運動にもなり狩猟に備えて最高の状態にしておく

があります。

病院で高齢の子の爪切りをしようとするとぼろぼろっと外側がはがれてしまうことはよくあります。年を取ると爪とぎをあまりやらなくなる傾向があるようですね。

また爪とぎは縄張りでのコミュニケーション、マーキング行動としてもつかわれます。肉球の間には臭腺・汗腺があり固有のにおいを出します。爪とぎをした跡やにおいは他のネコに対するメッセージにもなります。

たいていのネコは室内飼いですのでマーキング的な意味はなくなってしまいますが、爪のメンテナンスをすることで落ち着くのでしょう。どこで爪とぎをするかはその子の好みによって変わりますが、爪をとぐ場所は猫の力で動いてしまわないような安定したものが好まれます。

もし家中のいろんなところ、特に出入口や窓付近で爪とぎをする場合は本能的に不安を感じているようです。また、爪とぎの頻度が正常であっても、魅力的な場所がなければ家具・カーペットはボロボロにされてしまいます。飼い主様に聞くところによると革のソファーが大人気だそうです。

 

どうしたら家具での爪とぎをやめさせられるのか?

子猫から飼っているのであれば早い段階からハンドリングに慣れさせてあげることが大事になってきます。爪切りに慣れさせてあげれば大人になっても切らせてくれるので家具は傷つかなくて済みます。

あとは似たようなものを用意するのも手です。特定の場所でしか爪切りをしない、例えば決まった場所のざらざらした壁紙で爪とぎをするのであれば、垂直面で同じような手触りや溝のあるものを用意するなどします。(ただ猫が許容してくれるかはわかりません)

今ではいろんなタイプの爪とぎが市販されていますので用意されてはいかがでしょうか?

また猫のフェロモン製剤(フェリウェイ)というのもあり、落ち着かせる効果があるようです。通販でも買えるようなので困っている方は試してみてください。

参考:http://www.icatcare.org:8080/advice/problem-behaviour/scratching-furniture-and-carpets

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